こんばんは。
25チームで技術幹部を務めました、4年DFのあいです。
まずはこの場をお借りして、25チームに関わってくださった全ての皆様に感謝申し上げます。皆様のご支援・ご声援があったからこそ、ここまで来ることができました。
ついに引退ブログを書く時が来てしまいました。1年生の頃はここに来るまでが永遠に感じていたのに、何だか不思議な気持ちです。引退してからは日が過ぎるのが遅くて、部活をやっていた日々がどれだけ充実していたのだろうと既に恋しくなっている自分がいます。
大学入学当初。
運動は高校で終わりにしよう…とぼんやり考えていた私は体育会に所属するなんて考えてもいませんでした。本当にやりたいことが無かったです。でも、友達に誘われて何となーく訪れた新歓。そこから女ラクに惹かれて入部を決意しました。
あの時入部していなければ、ラクロスを通じて出会えた最高な仲間たちも、味わった数々の達成感も、人としての成長も、全てを得られていなかったと思うと、この選択は間違っていなかったなと胸を張って言えます。
この4年間色々なことがありすぎて、最後の最後に何を書き残せば良いのか正直まだ分かりません。
拙い文章ですが、最後まで読んでくださると嬉しいです。
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この4年間を振り返ってみて、自分に最も影響を与えてくれた出来事は"技術幹部"を任されたこと。やはりこれが大きかったです。入部当初は自分が幹部を任されるなんて考えてもいませんでした。
22チーム。
入部はしたものの、慣れない環境に苦戦する日々。始発なんて人生で数回しか乗ったことが無かったのに、それが当たり前。開門ダッシュしてフォロー品の準備をしてから朝練スタート。最初はこの生活を4年間も続けられるのかと、不安しか無かったです。(今思えばちっぽけ過ぎる悩み)
個人競技しかやってこなかった自分にとって、ラクロスというスポーツは未知の世界でした。OF?DF?クリア?ピック?分からないことばかりで、同期について行くのに必死でした。
そんな中迎えた初の新人戦サマー。上手い同期が活躍する中、自分はほぼベンチで応援するだけ。結果は優勝。嬉しかったけど、このチームに何も貢献していないと言い切れてしまう不甲斐ない自分がいて、心の底から喜べなかった気がします。
プレーでチームに貢献する同期みたいになりたいと思ったけど、現状の自分にそんなことできるのか?そんな気持ちでした。
AにもBにも入れずに端で練習している自分に嫌気が差し、れいと号泣しながら1on1をやった西戸山は今では良い思い出です。あの頃は自分のことに精一杯すぎて、何事もチーム軸では考えられていなかった気がします。
そんなこんなであっという間に23チーム。
下級生の頃の自分は、先輩にガツガツアドバイスを貰いに行く、いわばコミュ力の塊みたいなタイプでは無かったので、とにかく先輩のプレーを真似してました。(もちろんたまーに質問もしてましたよ^ ^)それか、言われたことをそっくりそのまま体現しようと努力していました。
偉大すぎる先輩と一緒にプレーしているのだから、それを上手く吸収しようという意識が強かったです。とにかく上手い先輩の1on1を見て、足はどうやって動いてるのか?クロスはどうやって使ってるのか?ずーっと考えてました。講義中も後ろの方の席でさやとずーっとビデオ見をしていた記憶があります。(嘘です、ちゃんと講義聞いてました。)
段々DFのコツを掴んできて、有難いことにAチームに入れてもらえるようになりました。でも、その期待に応えられないことも多くて、りずとセットでよく怒られてたね。(何回も言う)リーグ前に関しては、練習の中で上手くいったプレーがあっても、次の日これより低いパフォーマンスを出したらどうしようという謎の感情に陥っていました。褒められてもそれを素直に受け入れられず、ずっと自分に自信が持てませんでした。23チームでは正直何回泣いたか分かりません。あ、ちなみに、泣き虫ではないです。
でも、あの時の挫折で無駄なことはひとつも無くて、全ての経験が今に活きています。あの時厳しくも優しく接してくださった先輩方に、この場を借りて感謝したいです。
この時期、さきさんとひかりさんに「2年生の成長が23チームのカギだよ。」とよく言われていたけど、本当にそれを今になって実感しています。学習という少数チームにとっては、学年関係なく全員がチームを底上げする行動が必要。もちろん技術に限らず、組織面においても当事者意識を持って行動することが求められると思います。
23チームでは、チーム軸で考えられる瞬間が本当に多かったです。(実際は先輩に褒められたいが6割)目標に掲げていた「1部昇格」を達成できた瞬間は、自分がこのチームに貢献できたと言い切れる経験だったし、常に自信が無い自分にとって少しばかりの自信を持てるきっかけになりました。
「final4進出」を掲げてスタートした24チーム。
3年生になり上級生の仲間入り。
下級生は伸び伸びプレーをして挑戦も沢山した方が良いと色んな人に言われていたからこそ、上級生の仲間入りというだけで自分の中での責任感が増していました。
ななこさんとあまねさんに呼ばれて、技術幹部を任せたいと言われた日は今でも忘れません。何となく自分がやるのかなと思っていた部分もあったけど、いざその役職に就いてみると今まで感じたことのないプレッシャーに襲われました。小さいミスに対して「技術幹部なのに?」「何でそんなのもできないの?」と自問自答し、自己嫌悪に陥る日々。弱気な自分が嫌になりました。
この時期のハイライトといえばU20の選考に参加したこと。学習チームと選考を同時進行している時は、正直結構しんどかったです。自分の実力の無さを痛い程感じました。最終的には落ちてしまったけど、他大学の同世代の実力にあり得ないほど刺激を受けられた良い経験でした。そして強く感じたのは、上手い人ほどラクロスを楽しんでいるということです。ラクロスが上手いから楽しめるんだろって言う人もいるかもしれません。でも、楽しむことは成長に直結すると思います。楽しむからこそ弊害なく色んなことに挑戦して、そこから得られる物も多いのではないでしょうか。
24チームで自分が"技術幹部"としてチームに直接的な影響を与えられたことは少なかったと思います。プレー中もどこかに、4年生がいる安心感に頼り過ぎてしまう自分がいました。ただ、自分がやったこととしては、幹部としてチームのやりたいDFを体現し続けたの一言に尽きます。
この頃自分に自信が持てなくて結構落ち込んでいた時期、ゆりあに「技術幹部はやりたいことを1番体現できる人じゃ無くても良い。1番体現しようとする人で良いんじゃ無い?」と言われたことがありました。この言葉は、4年生になってからも自分に少しばかりの安心感を与えてくれる言葉です。
目標の「final4進出」には届きませんでしたが、幹部として組織を作る難しさを知ることができたり、幹部としてやるべきことを知れたり、学ぶことが沢山ありました。それと同時に、1部校の中で勝つ難しさを改めて実感しました。勝つに必要な要素って数え切れない程ある。来年それら全てを揃えられるのかなと不安な気持ちもあった気がします。
ついに25チームの幕開け。
不安半分、ワクワク半分。
「final進出」を掲げて歩み出しました。
これまで1部校の中で勝つ難しさを痛感してきた分、その中でブロック上位2位に食い込んでfinal4に進出し、そこでさらに勝ってfinalに進出する未来を現実的に想像することができない自分もどこかにいました。
これまで正真正銘のエースが沢山いるチームでもその壁は壊せなかった。その壁の前で倒れる先輩を沢山見てきた。学習は入れ替え戦常連校、1部下位校と言われ続けてきた。24年間final4に進出していない。
そう思ってしまうには十分すぎる条件が揃っていました。
しかしその一方で、
目標を達成してこの4年間の価値を証明したい。25チームで見たことのない景色を見に行きたい。という強い強い想いもありました。
あの時は何故だか、私たちなら成し遂げられる。という謎の強い自信があった気がします。今思うとこの同期10人のお陰だと思います。性格はありえないくらい十人十色だけど、何でも言い合えて、簡単なことでは絶対に切れないモノがあるって確信していました。一部に関しては10年目の仲だし、他も全員ここまで支え合ってきた仲間だから、チーム力に関しては正直他大に負けないなと思っていました。
私はこの4年間を通して、技術力だけでは勝てない世界だと実感してきました。技術力と同じくらい組織力は必要不可欠なものです。何故なら、チームの雰囲気は、選手のプレーコンディションに大きく影響するから。全員の100%を引き出せない環境になってしまっては意味がないと思うのです。技術力=組織力と言っても過言ではないと感じます。
だからこそ、この同期のチーム力で組織を染められれば、自分たちはこの目標を絶対に達成できる。という自信がありました。
(25チームの雰囲気づくりに尽力してくれた組織たち、本当にありがとう。)
そんなこんなで25チームの練習が始まりました。
初日の練習は技術幹部全員が忘れられない日だと思います。(笑)
先輩が引退し、自分たちが何か行動しなければ当たり前に何も始まらない状態。声も少なくて、基礎練で雰囲気も盛り上がらなくて、「あー、これまでの自分って4年生に頼りすぎてたな。」と痛感しすぎました。(24チーム4年生の先輩方、ごめんなさい。)精神が削られすぎて、普段の練習の10倍は疲れてげっそりしていた自分が忘れられません。
それでも、トップ学年としてチームを牽引しなければいけない立場。技術幹部として、チームのDFを組み立てなければいけない立場。
自分はどちらかというとリーダーとか向いている性格では無いと思います。人前が大大大嫌いです。でもこんなの言い訳にも何にもなりません。どんな状況であれ言い逃れはできないし、やるしかない。という気持ちでした。
25チームが始まってから、自分の中で長い間、理想の幹部像と自分のギャップに苦しみました。自分が22チーム、23チーム、24チームと見てきた技術幹部はプレーでも圧倒的。チームを引っ張れる存在。幹部=完璧だっていう概念が自分の中にありました。
でも、途中で幹部=完璧の考えを辞めました。もちろん幹部として当たり前の部分は完璧である必要はあると思います。でも、それ以外の部分で理想を追求しすぎると、自分の個性が潰れるなと感じました。25チームは技術幹部が4人いるからこそ、型にハマらない"自分らしい"幹部像を追い求めて良いのではないかと感じていました。
それは逃げだと捉える人もいるかもしれません。でも、それが必然的にチームにも良い影響を与えられると信じていました。れいも似たことをブログに書いていましたが、"自分らしさ"を探すってチームにとってとても重要なことです。全員が同じ性格で同じ強みと弱みを持っているチームは弱いと思います。人にはそれぞれ強みと弱みがあって、それをひとりひとりが理解した上で活かすことが重要だと思います。それが重なり合って強いチームが生まれるのです。
チームにおいては"自分らしさ"を恥ずかしく思わず、前面に出して良いと思います。人によってその価値は変わるかもしれません。でも、それで誰か1人にでもプラスの影響を与えることができれば、それで私は良いと思うのです。
あっという間に開幕したラストリーグ。
初戦ホームで勝ち切った青学戦。
今でも見返すとハラハラ展開すぎる。4Qラストを守り抜いた学習DF最高です。
意地で同点に持ち込んだ早稲田戦。
自分たちのやってきたことを信じて貫き通した学習OF最高です。フリシューあり得ないくらい練習した甲斐があったね。
開始10秒で(私が)大捻挫をした明学戦。
あまり怪我をしたことのない自分が、こんな大事な時期に大怪我をするとは思っていなくて、自分でも受け止め切れませんでした。多方面に迷惑を掛けまくりました。あいの分まで頑張るから任せてと言ってくれたDF陣がいて、色んな後輩が肩を貸してくれて、皆に助けられました。本当にありがとう。
(緊張でガチガチだったひまナイスファイ!)
↑お気に入りの写真。けい、じゅん、一目散に肩支えに来てくれてありがとう。♡(笑)
100%が出し切れなくて死ぬ程悔しかった日大戦。
イレギュラーな状況で皆が苦しめられているのに、怪我で見守ることしかできなかった。本当に申し訳なかったし、悔しかった。次戦では絶対この悔しさを全部ぶつけてやるってメラメラしてました。
final4進出を決めた中央戦。
勝ったらfinal4、負けたら入れ替え戦が見える大事な一戦。自分たちのスカウティングの結果が目に見えたね。日大戦を活かして自分たちで掴み取ったfinal4という舞台。正直実感が湧かなかったです。
そして、
人生のハイライトと言っても過言では無いfinal4。
リーグ開幕当初、他大学で学習がfinal4に進出すると思っていた人なんて正直いなかったと思う。だからこそ、歴史を塗り替えてやろう、やってやろう、と思っていました。あの時は負ける気がしなかったです。
でも、結果は負け。
試合終了の笛が鳴った時、何だか現実を受け止められなくて涙も出てこなかったです。らいが観客に向けて話している時、「負けたのか。final進出達成できなかったのか。」という感情が押し寄せて、涙が止まらなくなりました。
ゆりあと抱き合った時、これまで色んな辛いことがあったなーと思うのと同時に、やり切ったという安心感もありました。
最初はDFの基礎が何も無い状態で、何からやれば良いか分からないくらいだったけど、リーグ戦では圧倒的な成長を遂げて、強豪校相手にもロースコアに抑えてた学習DFは誰が何と言おうと最強です。もちろん学習OFも史上最高です。ボトムは点を決めることができないけど、クリアを運び切ればOFが点を決めてくれるっていう強い安心感がありました。
今動画を見返しても、もう1回やれば絶対に勝てるって何故か言い切れる自分がいます。(そんなに甘い世界ではないけど)ラクロスを始めた時はあんなに自信の無かった自分が、ここまで自信を持てているのが不思議です。それだけ、ラクロスに時間を割いてきたし、ラストイヤーにかけてきたし、何よりこの25チームが心の底から大好きだったのだと思います。
引退して後輩たちから手紙を沢山もらいました。その内容を読んで、諦めずにここまでやってきて良かったなと強く思います。"自分らしさ"を追い求めた結果、ここまで自分についていきたいと思ってくれる後輩がいた事実が純粋に嬉しかったです。
大学生活色んなことを諦めて選択したこの道で、最後にこんな風に思えているのって心の底から幸せだなと思います。この道を選んで良かった。ラクロス部に入部して、皆に出会えて、本当に幸せでした。
なので、この結果に後悔はありません。
本当にやり切りました。
叶えられなかった夢の続きは後輩たちに託します。
最後に…
「コーチの皆様へ」
1年間本当にお世話になりました。
チームのことを常に考えて多方面から支えていただいたこと、感謝してもし切れません。25チームを一緒につくり上げることができて、本当に良かったです。
わんさん!あの時ナイターを条件に(意地)全力でDFコーチをお願いして、本当に本当に良かったです。毎週のビデオ見にもほぼフル参加してしていただき、ありがとうございました。どんな時でもポジティブで明るいわんさんに何度も助けられました!!!大好きです。

「同期へ」
一言でまとめると最高です。
この10人じゃなきゃここまで来れなかったです。互いの性格を理解し合っているからこそ、居心地が良過ぎました。ぶつかったのも良い思い出だね。どっかのフードコートでfinal進出しようと誓った大号泣同期ミーツも、final行きたいと大号泣したカラオケもエモい。大好き。

「技術へ」
この4人で技術ができてほんとーーに良かった。どうなることやら…ってことも全部乗り越えてここまで来たね。皆のこと色んな面で尊敬してるし、本当に誇れる自慢の技術です。

「後輩たちへ」
ここまでついて来てくれて本当にありがとう。皆がいたからこそこんなに大きな舞台で戦うことができたと思っています。25チーム誰1人欠けてはいけない存在です。final進出にはあと一歩届かなかったけど、皆と一緒に戦えて幸せでした。それぞれが不安も悩みも沢山あると思うけど、26チーム誰よりも応援してます!!!!!
ひま!りあ!
2人がボトムとして大活躍してて本当に誇らしいです。なんかいっつも照れてる()けど、誰よりも2人の成長楽しみにしてるからね!辛いことでも不安なことでもあったらいつでもLINEください。北グラ行くね。嘘じゃないよ。

「すずさんへ」
1年生の頃から沢山お世話になりました。引退してからも沢山気に掛けてくださりありがとうございました(涙)すずさんも自分も引退したの普通にあり得ません。これからも仲良くよろしくお願いします。写真はあえて載せません✨
「家族へ」
ここまでやりたいことを全力で応援してくれてありがとう。常にラクロスを優先して考えてくれて、沢山支えられました。リーグ戦の応援も皆勤賞で嬉しかったよ。(新見家は同期内でも有名です。)
これにて私の引退ブログは終わりです。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
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さて、明日のブログは学習の守護神ゆりあです。
何気なくかけてくれるゆりあの一言に何度も支えられてきました。技術としても共に1年間を歩んできたゆりあはかけがえの無い存在です。普段は真面目ですが、私生活で見せてくれるギャップも多いです。人間としても本当に尊敬しています。(多分ほとんどの人が)
ゆりあの引退ブログお楽しみに…!
本当に最高の4年間でした!!!
Higher!!
あい

