こんばんは
4年ATのすずです。
早いもので最終戦からもう2週間が経ち、引退ブログがやってきてしまいました。
書きたい内容がありすぎて結局何を書こうか迷っていたのですが、
リーグ前に考え方が好きと言ってもらえたのがずっと嬉しくて心に残っているので
この1年間考えていたことを書いてみようと思います。
まず私は「自分のプレーでみんなのハードルを下げられたらいいな」という気持ちで24チームの1年間を過ごしていました。
去年の入替戦で1部昇格が決まった時、私はベンチからその瞬間を見ていました。
試合後に「あそこのプレーが〜」「あの時の〇〇が良かった!」と語り合う同期の姿を見て、同じ会場にいたはずなのに自分だけ全然違うところにいて
自分と同期の間には到底超えられない分厚い壁があるんだろうなと思いました。
入替戦の少し前、神大戦に出させてもらった時にシュートを決めて、周りのみんながとっても喜んでくれました。
自分も嬉しい気持ちはありましたが、それよりも全く走れないこととか体が全然動かないことを試合に出たら気がついてしまいました。
怪我をした直後は「試合に出る」という目標に向かってやることは限られていたし
ひたすらリハビリをすれば良くて、比べる対象もいないから気持ちが楽だったけど
復帰してみんなと同じラインに立った時に自分の実力が周りよりも数倍劣っていることを実感して
怪我をしてから初めて、これは無理かもと絶望した瞬間でした。
だから正直入替戦に出ることを目標にしていたけど、自分の中でも試合で使い物にならない自覚があって
他の同期が80とか90のレベルで話してるとしたら自分は10とか20くらいのところにいて
もし24チームで自分が頑張ったとしても同期も同期で頑張るわけだしこの差って埋まらないのでは?と思ってました。
これがちょうど1年前に考えていたことです。
その後の基礎練期間は本当に地獄で
11やっても抜けないし、できることよりできないことの方が多いし、練習辛いし、、といった感じで毎日部活に行くのが嫌でした。
私はプライドが高いので、人の前で失敗したくないとか、カッコ悪いところを見せたくないとかそういう気持ちが人一倍あります。
そして今までの人生、たいして努力しなくてもそれなりに何でもこなせてたので
最上級生なのに下手くそな自分を受け入れられないのと
周りの同期がチームのことを考えているのに自分のことだけ考えて悩んでいる自分にもまた耐えられなくて
そもそも人生で努力をしたことがなかったので抜け出し方も分からないし、
このまま24チームでもリーグに出られないなら恥ずかしすぎるから部活辞めちゃおうかな!
と考えていました。
今思うと本当にとんでもない4年生すぎて
一生懸命頑張ってた周りの人たちに本当に申し訳ないのですが、この時は本気で思ってました。
今年の12〜2月とかそれくらいの時期です。
その後「本当にこれでいいんだろうか?」と考えるようになってきて、色んな人に話を聞いてもらいました。
一応この考えが失礼すぎるという感覚はあったので同期には誰にも言っていなかったのですが、
ななこ軍曹にはバレていて、自主練期間の錦糸町のマックでこの話をしたら普通に怒られました。
実は何を話したかちゃんとは覚えてないけど、
「もったいないよ」って言ってくれたこととか
「すーちゃんが逃げないように見てるね」て言われたこととか、嬉しかったとはちょっと違うけど心に残りました。
最終的に頑張ろうと思った明確なきっかけは特にないけど
ここまで頑張ってきたし、最後までやってみようと思ったことや
コーチの方や先輩方と話したことで吹っ切れて
どうせやるなら全力で頑張ってみて後悔のないように終わりたい!と思いました。
あとはハイキュー!!の映画を見て
3年生の2人が「どっちか最後!」て言ってるシーンですごく痺れたのもありました。
(モチベなくなったらまずはハイキュー見てください)
話の冒頭に戻りますが、
最後まで頑張ろうと思ったら周りの人のことが浮かんできて
長期の怪我をして一緒にリハビリ頑張ってた見学のみんなとか
足が遅くて体力がないんですって言ってた後輩の子たちとか
自分がリーグに出ることでどこかマイナスな気持ちになってるみんなに
ポテンシャルも長期の怪我も関係ないよって言いたかったし、その証明になりたいなって思いました。
これが私の目標だったのですが、
後輩のみんなどうだったかな?
このリーグを通して「すずさんができたなら私もできそう!」って思ってもらえたら嬉しいです。
あと10とか20の私が実際追いつけたのかという話ですが、
追いつけたかどうかはさておき
80〜90のひとが5上げるよりも、10〜20の人が30上げる方が多分簡単ということに気がつきました。
よく考えたらダイエットもそうですね。
50kgの人が45kgになるよりも、80kgの人が60kgになるほうが簡単じゃないですか。
そんな感じです。
なので今劣等感を感じてたり、自分なんか、と思ってる子、大丈夫だよ!
絶対何とかなります。
あとは学んだこと。
「逃げない」って言葉をよく聞くけど
これは到底敵わない相手に果敢に立ち向かうことではなく
自分の弱さに向き合うことなんだなっていうのがここ1年の学びでした。
11の逃げないは上手い人と積極的にやるってことではなく、やってみて課題と向き合うみたいな。
ここまで色々偉そうに書いたけど、
私がこの部活をやり切れたのは周りの人の支えがあったからで、
自分は特にこの一年で本当に色んな人にお世話になりました。
辛かった時いつも話を聞いてくれたてんさん、くるさん、ももさん
4年生のために時間を割いてくださったらいとさん
多分部内で一番お世話になった宮代さん
いつでも面白おかしく喝を入れてくれるひかりさん
私のずっと憧れのえまさん
毎日テープを巻いてくれたともこ
私のことを引っ張り上げてくれたななこ
育成組織ATと一緒に頑張ってきて、ずっと2人で点を取ろうねって言ってくれたまや
ニコイチあまねちゃん(雑にまとめてないです)
いつでも優しいシューアップ友達きょうちゃん
たくさん話を聞いてくれてくだらないことでめちゃくちゃ笑い合えるゆら
私の価値観を変えてくれたるい
お世話になった方を挙げ出したらキリがないけれど、本当に周りの人に支えてもらってここまでやって来れたと思います。
ありがとうございました。
この4年間本当に色んなことがあって
部活に入ったからこそ学べたことや
逆に部活に入らなかったら味わうことがなかった苦痛も、たくさんありました。
それでもこの4年間の経験全てが自分の財産です。
最終戦の北グラ、最後の笛が鳴った時
フィールド内には同期全員がいて
ベンチには一緒に戦ってきたマネージャーの2人もいて
観客席には大勢の人がいて
すごく幸せな景色でした。
目標としてたfinal4には届かなかったけど
去年の先輩方が残してくださった1部という舞台を次のチームに繋げることができて
やってきたことは間違ってなかったと思えましたし、
本当に一つの後悔もなく終えることができました。
ありがとうございました。
ATのみんな
お疲れ様会しようね!
♾️あいちゃん✨✨
大好きな同期
25チーム期待してます!
すず